スイス発の不動産テック企業、PriceHubble(プライスハブル)は、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県の中古マンションの「表面利回り」についての調査レポートを発表しました。各市区町村について、自社のAI査定によって中古マンションの価格、賃料相場を算出。表面利回り(賃料 / 価格)のヒートマップを作成しました。
マンション価格と賃料の関係 - 一都三県
下のマップは、一都三県の中古マンションの「表面利回り」(賃料 / 価格)を表しています。
赤いエリアが表面利回りが高く、青が低くなります。
東京都心は4%を切り、郊外は高くなります。
つまり、東京都心は、賃料に比べて価格が高く、郊外は低くなります。
マンション価格と賃料の関係 - 東京23区
次に、東京23区内で比較します。
23区の中では、足立区、葛飾区、江戸川区の利回りが高く、5%を超えています。一方で、港区、渋谷区の利回りが最も低く、3.5%未満です。
都心からの方角で見ると、城北、城東の利回りが高く、城南、城西の利回りが低くなっています。
城東、城北は、23区内では「お買い得に」マンションが購入できることが分かります(*賃料と価格のバランスのみを考えれば)。
東京23区と市部の比較
一般的に東京市部は、23区よりも利回りが高いです。しかし、武蔵野市、国分寺市など都心に近い市の利回りは、23区の一部の区よりも低い場合があります。
【調査概要】
調査期間:2021年12月時点
調査方法:弊社のAI査定技術による価格推定
価格、賃料は、PriceHubbleのAI査定モデルを使い、2005年築の中古マンション物件にて算出しています。実際の売出し物件のデータを使用すると、エリアごとに含まれる物件の条件が異なりますが、AI査定を使うことで、同じ条件で比較することができます。
本件お問い合わせ先: media@pricehubble.com
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